ご近所の三姉妹のうち、二子(小4)と三子(小2)が、遊びにやってきました。
一子(小5)は、もう妹たちとは遊ばないんだなぁ。
去年は、一子と二子が、いつも一緒だったのにね。
彼女たちの一年って、とてつもなく大きな数字なんだよなぁ。
で、去年の彼女たちのブームは
、「ぬり絵」だったので、
いつもメモと色エンピツを手にしていて、
わたしの似顔絵も描いてくれました。
今年の彼女たちが握りしめていたのは、キティちゃんの網と、虫カゴ。
何でも、
<セミ>が、大好きなんですって・・・。
「おばちゃんは、セミが好きか?」 と、訊いてきたので、
平然とした顔で、「好きでも、キライでもない」 と、答えておきました。
こういう時、少しでもイヤな顔をすると、奴らが取る態度は、
決まっておるけのぉ。
とっさの判断が功を奏したのか、セミを取り出すようなことはしなかったものの、
ちゃんと写真が撮れるように、せっせと、セミにいいポーズを取るようにし向けていたら、
あっ。目があってしまった!
何年もかかって、やっと地上に出てきたのに、
最初で最後の恋をすることもなく、彼女たちに捕らえられたセミ。
哀れよのぉ。
でも、彼女たちの手にもてあそばれ、キレイな目や耳で愛され、
その手触りまで記憶に残るわけだから、
それもまた、いい人生かも?
などと思いながら、デジカメを向けていたら、レンズの向こうからも、
同じような視線が、あったりして・・・。
今年の夏休み、俺様は、彼女たちのどんな記憶に納まるのかのぉ。