唐突に始まった、たいちゃんの
「恋の季節」。
終わる時も、突然でした。
もう、甘えたちゃんじゃありません。
二日前まで、名前を呼んだら、必ず返事をしてくれていたのに、
今なんて。
「たいちゃん」 ・・・・・。
「たいちゃん!」 ・・・・・。
「たいちゃ~ん!」
・・・あっ、耳が動いた・・・。
わたくしが行く所、どこでもついて回り、ちょっといなくなると、
大声で鳴いて探してくれたのに・・・。
あの甘い、甘い、蜜月の日々は終わり、わたくしは、ちょっとばかり孤独ですが、
以前よりも、たいちゃんとの距離は、確実に縮まったようです。
なぜなら、わたくしが出かけて部屋にもどると、今まで50%の確率で、
お迎えに出てくれたのが、今は、ほぼ100%!
抱っこすると、フンっと鼻を鳴らしてイヤがりますが、
時々は、じっと我慢してくれるし、
わたくしの行く所にも、ちょくちょく一緒に来てくれます。
何より、わたくしから1メートルぐらい離れたところが、今までの居場所でしたが、
今では、50センチぐらいの所に、あるいは足下に、
時には、そっと身体を寄せて、居眠りなんてされてます。
お世話係としては、格別のはからいに、感謝感激。
変わらぬ愛を、捧げるのみでございます。