ライターをしています。猫、映画、料理、アートなど好きなものの徒然日記です。
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わが町
先月、鳥の劇場で「わが町」をみました。
ソーントン・ワイルダーの作品で、とてもシンプルなストーリー。

ニューハンプシャーのある小さな町に暮らす、二つの家族の物語には、
これといって大きな展開はなく、日常がたんたんと綴られていくだけ。

この作品を20歳ぐらいの頃にみた時、

  「人生というのは、何でもない普通の一日の積み重ね。
   だから、毎日の当たり前の生活が大事。」

というようなことを、主人公エミリーを通して感じたのが昨日のことのよう・・・。



あれからウン十年。


30代でも40代でも、「わが町」の脚本を読んだり芝居をみたりしてきたけれど、
母を亡くした後で、またみてみると、今までとは違った視点で眺めることができました。
それは、死者から生者を見る視線。


母が亡くなる1ヶ月ぐらい前から、どこが悪いわけでもないのに、
少しずつ弱ってきて、病院の壁が透けて見えそうなぐらい、
存在そのものが希薄になってきた時の、母が私を不思議そうに見る視線。
あれは、「わが町」の三部で表現される、死者からの視線だったのだなぁ。


死なれて初めて気づくことの多さに、唖然としながら、
やっと母の人生のかたちや、愚かなわたしの人生のでこぼこ道が、
うすぼんやり見えてきたこの一年。

これから、どのぐらい生きていくのかは分からないけれど、
その月日とは関係なく、前へ進んでいくには、
どうしても、今考えておかないといけないことが、いくつかありました。

それらは具体的な言葉やかたちになって、
まだわたしの身体の中に呑み込まれてはいないけれど、
歩いていく方角だけは決めました。



お盆があるせいかどうなのか、8月は死者と共に過ごす時間が多い気がします。
まだ終わってないけれど、今年の夏は、とても大切で特別な夏でした。

いつもこころの底を流れる切ない感情は、
むくわれない恋に似ているなと気づいたのも、
不思議な感覚でした。

華やぎもなく、ときめきもなく、ただ存在していることが哀しい。
こんな風に人は消え、時が流れ、理不尽なこともすべて了解し、
いつかわたしも向こう側から、こちらをみる人になる。

どんな荒野にも風が吹き、川が流れ、花が咲く。
その花が散って、星が輝き、陽が昇り、また花が咲く。
その力が満ちる場所へ、わたしも向かっている。

これからそこへ向かう一日一日が、せめて豊かであるように、
笑いながら歩いていければなぁ、と思う夏です。
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by nanakama3 | 2012-08-21 23:08 | 今日の遊び
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