今日、
「鳥の劇場」で
<葵上/熊野>をみてきました。
三島由紀夫の戯曲「近代能楽集」からの二作品ですが、
「源氏物語」の葵上の能舞台を下敷きにした、
『葵上』が特にすばらしかったです。
今回は、<懐かしの歌謡曲と演歌で彩った、あでやかで美しく、しかし笑える世界>
とのことで、興味津々で参加したのですが、
六条の生霊が、光と虚しい愛の言葉を交わす時、
三島の美しいセリフの裏で、確かに懐かしの歌謡曲が流れ始め、
思わず、プッと笑いそうになるのですが、
そのまま号泣・・・!
えぇっ?!
源氏物語も、三島由紀夫も、10代、20代、30代と読んできたけれど、
40代の今、六条の悲しみも、光の哀れさも胸に迫ってきて、
それこそ嗚咽をあげそうになった自分に驚きました。
哀しい!人生って何て哀しくて、何て美しいのぉ・・・!!!
5月10日までやっております。(5/7のみお休み)
ぜひぜひ、行ってご覧になってみてくださいませ。
わたくし、これほど女に生まれてきてよかったと思った日はございませんでした。
ドロドロの恋愛をしてみたいものです。
きゃっ。
※
そして5月23日は、倉吉の豊田家住宅へ。 ↓